ダイレクトボンディングとは

金属を使わず、白い樹脂を歯に直接詰める、非常に技術と時間のかかる自費治療です。(およそ60~120分)
 保険で行われるレジン修復とは似ていますが、大きく異なります。ダイレクトボンディングはマイクロスコープを使用して精密に段差なく詰めるので、汚れ、細菌が付きにくいのですが、レジン修復(肉眼)では 目では見えない僅かな段差が生じます。
 また、詰め物の物性も違います。ダイレクトボンディングは材質が優れており、変色、摩耗がしにくい詰め物となります。
 ダイレクトボンディングの長所は、歯を最大限保存する事が出来て、審美的に優れる事です。
 短所は、非常に難しく、時間がかかる事。また、金属の様には強度がないので、咬み合わせの力が強くかかる部位や、大き過ぎる虫歯には適応できない事です。
 下の写真は撮影する角度がずれてわかりにくいですが、同一患者さんのダイレクトボンディングで詰める前と後です。
 歯と歯の間に出来た虫歯治療においては、多くの場合、金属やセラミックの詰め物が行われるため、歯の中央に見えている溝の部分も含めて大きく削り、外れにくく、割れにくい詰め物にします。しかし、見ての通りダイレクトボンディングでは歯を最大限残す事が可能です。
 歯をできるだけ削りたくない方には条件さえ満たされていれば、最適な方法かもしれません。
ダイレクトボンディング前

ダイレクトボンディング後
 

神経を残す治療(MTAセメント)

近年、MTAセメント(保険適用外)という材料が出てから、神経を抜く治療は激減しています。
歯の寿命を延ばすためには、神経を残す事が大切です。従来は虫歯除去時に神経が露出してしまうと 神経を取る事が多かったのですが、MTAセメントを使うことで、残せる事が多くなって来ています。今回はMTAを使用して、神経を保存した治療を紹介します。

写真の患者さんは痛みなどの症状は感じてませんでしたが、マイクロスコープと虫歯検知液を用いて、虫歯を取り除くと二箇所で神経が露出しました。ここまで虫歯が深いと、従来は神経を抜くのですが、患者さんの希望でMTA(写真では白い粉に見えるもの)を充填し、硬化の後、セメントで封鎖しました。
その後、三か月経過観察して、神経が生きてるかの検査でも問題が無く、最終的な詰め物を装着しました。今日でMTA処置から一年二か月経ちますが、その後痛みもなく、神経を無事に残す事が出来ました。
ただ、この治療が全ての神経を残せる残せる訳ではありません。このケースみたいに神経からの出血がすぐに止まる場合や、もともと痛みが無い場合には有効であると感じてます。
治療前から痛みがある場合や、MTA治療後に痛みが出てひかない場合は 神経内部まで感染しており、神経を抜かないといけません。MTA処置前MTA処置後

歯を失わないためには

クラウン前クラウン後一度虫歯になってしまったところを天然の歯の様に修復する事は、実はとても難しく、精度の低い治療を行ってしまうと再び虫歯になるリスクが高くなってしまいます。
この様な事が起きないようにするためには、精度の高い詰め物、被せ物を装着する必要があり、この為治療では顕微鏡下で精度の高い形成、型取りを時間をかけて行い、レベルの高い技工士に製作してもらい、高品質の材料にて装着する必要があります。肉眼やルーペでは限界があり、精密な治療はできないと確信してます。
写真は当院におけるゴールドクラウン、メタルセラミックスです。拡大視野においてもピッタリとしているのがお分かりになると思います。適切な形態、咬み合わせ、色はもちろんの事ですが、一番大切なのは適合<ピッタリとしている事>です。
時間と費用はかかりますが、精度の高い治療が歯の寿命を延ばします。
メタルセラミックス装着前メタルセラミックス装着後

はるばる大阪から来院されました。

つい先日から、大阪でご開業の歯科医B先生の治療を行っています。
長時間の治療、本当にお疲れ様でした。それから、美味しいお菓子を有難うございました。
しばらくの間、土曜日の予約が取りにくい状況でありますが、どうぞ宜しくお願いします。お菓子

新しいタイプの石膏

歯の模型を作るには、粘土の様な物で型取りをして そこに石膏を流し込んで作るのですが、その石膏を速く硬くなるタイプの新商品に変更してみました。

粘土は時間とともに変形しますので、少しでも精度の高い模型を作り、より正確に詰め物や被せ物を作りたいと思います。新しい石膏

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